NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:詩・短歌・俳句 > 芭蕉と「奥の細道」

芭蕉自筆の表記では奥ではなく「おく」なのです。


岩波文庫版
『芭蕉 おくの細道』(全290頁)
…曾良旅日記等も付いて校注あり
「おくの細道」自体は約60頁余

同文庫版
『芭蕉自筆 奥の細道』(全194頁)
…芭蕉真蹟の実写真と全文付きの
約125頁の他に書字解説が手厚く


来春には先日プロトタイプ(試作版)として
作成販売のクラフト冊子(全52頁 zine展用)

『謎解き おくの細道 ミステリーツアー』
(仮称:異説本)

刊行したく読み込みと書き込みとを鋭意
敢行していますが… やはり先達研究者の
慣行としての実証的な立ち回り先訪問を
観光でもよいので晩春から晩秋に旅をと

思い始めています…そもそもジャンク本?
出版は可能?監修依頼のヤスミ先生には
まだ画像冊子を送らせていただく約束を
果たしてはおりません… 出版迄それ自体

ミステリーツアー… 果たして果たし得る?

そう言えばビートルズのヒットアルバムに
マジカル・ミステリー・ツアーがあって…
ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
という佳曲が入っていましたね… zine展に
持参した花束にはストロベリーフィールド
(千日紅)が入っていました…花言葉の一つに
「不朽」がありますね…おくの細道も不朽…
こうした繫(つな)がりは大切で ご縁に通じ
ますから…本の購入購読もやはり御縁です。


今展で当冊子を購入してくださった方には
来春刊行で謹呈の予定と申しあげたものの
ご猶予をいただくやも知れぬお手紙をと…
春の旅まで長い冬籠(ふゆごもり)なのです。


【みちのくのゆめの細道冬籠】


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阪急清荒神(きよしこうじん)駅の前 北側

セルフの浜焼きのお店があります… 巻貝
やレアな貝もありますが標題句のように
「二枚貝」ばかりを三種選び自家焼きの
網の上からベガホール公演前の小腹へと。


蛤(はまぐり)… 春の季語
帆立(ほたて)… 夏の季語
牡蠣(かき)… 冬の季語

《蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ》
(芭蕉)

『おくの細道』終焉の地 大垣での結びの句
によまれた季語は蛤ではなく 行く秋(晩秋)。

ふたみは 双身(二枚貝の殻が二つに分かれること)と
この後立ち寄る伊勢の二見ヶ浦とが掛けられており
…大垣での見送り門人衆との別れを巧みに表します。


牡蠣は広島産の大牡蠣ではなくて…
赤穂の坂越(さごし)牡蠣にしました。

貝ごとに籠分け100gいくらの秤売り
帆立は処理が難しく口も腕も達者な
若店主が捌(さば)いてから焼網上に
他すべて片手軍手で焼きます… 因み
に飲み物や氷もサーバーからセルフ
でグラスやジョッキに並々注ぎます
これらがものすごくお得感あります
他高知産カツオの藁焼きタタキ等も。


しかしなぜ清荒神清澄寺参道に向かう駅前すぐに
この浜茶屋のようなバーベキューを堪能できる店
があるのか…そして石鳥居入口手前に俳句ポスト
があり昨年度入賞句が展示されているのか合わせ
「謎解き きよし荒神  ミステリーツアー」として
再訪してみたいと思っています 初冬の日暮れ侘し。

わいのわいのと賑やかなおっちゃんや持ち帰りも
浜焼きも女性客出入り 和やかな「活貝センター」
…あ?もしかすると「生き甲斐」の掛詞なのかも。


【活貝を生き甲斐とよむ冬温(ぬく)し】


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恒例のジン展のジンはマガジン説が有力
ですが他にも解釈多様で心がジンジンと。


NPには人・仁・陣・腎・迅・尽・尋など 
… 2023年の来春刊行予定のクラフト冊子
『謎解き おくの細道 ミステリーツアー』
試作バージョンを限定十数部出品します。

画像ごめんなさいミステリアスに不鮮明
クラウドファンディング型の冊子にして
お買い上げのかたには来春に初刊同名本
謹呈プレゼントさせていただく所存です。

内容は見て読んでいただいてのお楽しみ
ぜひせひ神戸市御影中町の南天荘画廊に
足をお運びくださいますよう…今回 何と
古書市も兼ねています…びっくり初企画。

11月4日〜9日の11時〜18時(9日17時迄)
会期中に二十四節気の立冬(7日)迎えます
NPは本日と日曜日に終日(ひねもす)在廊
予定…お逢いできますよう願っています。


【南天の実る画廊でお待ちします】


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今年度は期末考査の日程が早くて
来週火曜日には一週前に入ります。

高一の国語総合と高二の国語演習
双方で試験範囲としているのが…
「奥の細道」で前者は教科書掲載
の「旅立ち」(深川~千住~草加)
後者は基礎古典問題集の「日光」。

元禄二年(1689年)の弥生二十七日
(陽暦の5月上旬頃で気候は旅日和)
…あけぼの(明け方)に有明の月の下

「行く春や鳥啼き魚の目は泪」(芭蕉)

とりがなくように うおがなみだを
ためるように… 見送りの縁者との
別れを惜しんでいますが… 実の所
標題の塩見先生(兵庫県の私立高校
甲南を率いて俳句甲子園全国大会
優勝)もテクストで御指摘のように
徳川五代将軍 綱吉の発した「生類
憐れみの令」への「きわどい着想」
があるとも感じられるのです…NP
解釈では「泣いているのは庶民」
で鳥や魚も人も生類なのだが…と。

穿(うが)ち過ぎでしょうか… でも
やはりひとつの「非純粋鑑賞」と
して(非純粋は不純?😞💦) 生徒
とは「面白可笑しく」芭蕉と幕府
との関係性を妄想したくなります。


旅立ち三日後の卯月朔日(うづきついたち:
四月一日で衣更ころもがへの初夏)日光の
麓に着いていますが…千住からの移動距離
は約150kmで一日平均50km… 速過ぎる👀
(幕府隠密説や馬駆け説あり)その上 東照宮
(家康を祀る)への「憚(はばか)り:遠慮」が
「多くて筆をさし置きぬ」とは…はてさて
何らかの隠匿の「密命」でも受けながらの
… ミステリアスな「謎の旅」であったかも。

「あらたふと青葉若葉の日の光」(芭蕉)

芭蕉は何度も何度も推敲する推敲魔であり
この句も季語「木(の)下闇」(こしたやみ)
を削っての句作との塩見先生の御指摘に…
「なんと尊い日光らしい燦々たる御威光」
などと「持ち上げ過ぎ」じゃないの😁と
「斜(はす)に構えて楽しむ」という番外編。


見開きごとのカラー写真と「自由な句が
どんどん作れる新しいテキストブック」
オススメの仕掛けで「同季併行」読み…


今日の6月12日(土)は陰暦皐月三日なので
…  現在の福島県北部の飯塚という温泉に
入った後 桑折あたりにいます(いました)。

ここで詠んだ句は残念ながらありません。


最下方でNPも一句を詠めないのですが…
あれほど心焦がれていた松島でも芭蕉は
やはり一句も詠めないのです… 一週後に。


月日は百代(はくたい:永遠)の過客(かかく:
旅人)にして、行き交ふ年も又旅人なり。


『奥の細道』冒頭の一文は… いまだに
現在完了進行形で… 永遠の旅の中です。


NPブログに「芭蕉と奥の細道」カテゴリー
があり季節と同時進行で歩んではいますが
何だか… 得心の行かない「代物」(しろもの)
になっています… かつての旅は今にあらず…
だからこそ芭蕉はいつまでも新しいのです。


塩見恵介氏の御著は8年前の芭蕉旅立ちの
日付3月27日に初刊…NPいまだ隅々耽読中。


【陸前に入り松島気にかかり
         一句を詠まぬ芭蕉追う旅】


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4月20日(火曜日)は二十四節気の「穀雨」

陰暦では弥生(三月)九日で… 元禄四年は
西暦1691年の丁度330年前のこの日に…
芭蕉は嵯峨野・落柿舎の向井去来に宛て
書簡を認(したた)めています… 去来著の
「去来抄」は最上の芭蕉論と言われます。


ちなみに「奥の細道」の旅はその二年前

元禄二年で弥生二十七日の北千住出立…
陽暦では今年なら5月8日で立夏の後です
… 気候の安定する初夏を待って芭蕉は…
男色パートナー説強い弟子の曾良を伴い
150日間 約2400kmの行程の旅に出ます。

一日平均約16km… 素晴らしい健脚ゆえに
幕府隠密説も… まだその壮大なスケール
の行脚(あんぎゃ)首途(かどで) 迄は18日
間はある… という「いそぎ」(準備) の頃。


全国的に快晴のようです… 穀雨の時候は
田畑を潤す雨が降りやすいものですが…
雨は緊急事態宣言の出そうな関西地方の
人々の心に降っているのかもしれません。

そう言えばGW期間中の旅にも暗雲です。


大学は結局オンラインリモート授業へと
移行してゆきそうで… せめてもの花です
東館‐本館の往来に大学通り抜け禁止に…
鍋田川沿いの狭い公道を生徒も教員も…。


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