NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:詩・短歌・俳句 > 芭蕉と「奥の細道」

なぜ(何故)
なぞ(謎・何曾)
なぞら(準・准・擬)える


この朝も西新宿郵便局から手紙投函するも
普通郵便はとてもとても届くのが遅くなり
おそらく旅人帰着の数日後になり失礼かも
とも思いながらやはりSNSに無い風趣あり


青春18でどこまで行けるか帰路は未定稿
新宿から品川へ熱海行きに乗り終点で下車
やはり人気の温泉観光地駅前らしい賑わい
少しだけ足跡印して青空と桜とみて在来線


三島には芭蕉の句碑があるので急ぎ回るか
のんびり昼食かを思案せず迷わず行列少し
ほぼ駅施設の多分人気の寿司店でもちろん
ミニうな丼&近海五種寿司セット地ビール


寿司は五貫でとびきり新鮮ふっくら鰻満腹
読本は一貫して前日購入『芭蕉のあそび』
芭蕉のみならず江戸俳諧師の「あそび心」
駄洒落を嫌う畏友の桑原師なら眉顰めもの


古典的名作漫画『伊賀の影丸』(横山光輝) 
の一節に「どこまで行っても三島の宿」と
いう忍法にかかった際の名セリフがあるの
ですが三島で寛ぎ過ぎ新幹線ワープ作戦へ


【旅すでに笈の小文に暮れの春】🎒


🎒笈の小文(おいのこぶみ)・・・
芭蕉44歳〜45歳時の江戸〜伊賀〜須磨明石
の旅で53句を入れた紀行文… ちなみにおく
の細道で芭蕉の句は50句。笈とは…修験者
(しゅげんじゃ)や行脚僧(あんぎゃそう)等が
仏具・衣類・食器などを入れて背負う箱。
きゅう。現代で言えば大きめのデイバッグ。


(続きます)



DSC_2316
DSC_2324
DSC_2330~2
DSC_2325





三日目も郵便局で手紙の投函から
便箋と封筒は伊東屋の和紙「颯々」

千住で入手の芭蕉矢立句入り木栞
ハードカバー古本『ロストケア』

新宿駅から東京メトロで清澄白河
関西人には読みがなクイズの地名

きよすみしらかわから隅田川べり
ターミナル森下その近辺18000歩


深川江戸資料館は広さよりも深さ
深川情緒に溢れ体感型でのんびり

案内のかたにオススメを訊いての
深川めしは「釜匠」のアサリ山盛

深川芭蕉通りの桜も見ながら最大
のお目当て江東区芭蕉記念館まで

館内ビデオ30分をふた回り含めて
二時間ではもの足りず再訪を決意

ゆっくり更にゆかりの場所を辿り
高田馬場に戻る頃には黄昏の春雨

昨夏に神楽坂で再会の元教え子の
共立女子kk先生と「馬場ロック」

彼はあの大野晋教授に憧れもあり
大阪男子校から学習院大学に進学

江戸文芸の専門で今は大学に出向
もしてリーダーシップ論語る識者

いやあ愉しかったなあ… まだまだ
熱くなれるよ君は本当に温厚誠実

西新宿の定宿はコロナ下での朝食
付き格安で… 今でもリーズナブル

この日高田馬場で一番大きな書店
で見つけた新書の芭蕉本読み爆睡


陽暦3月29日陰暦如月の上弦の月
(二月八日)は雲隠れしてみえぬ夜


【江戸語らん その如月の夢のなか】


《願はくは花の下にて春死なむ
   その如月の望月のころ》
 (西行法師)



DSC_2219~2
DSC_2221
DSC_2225~2
DSC_2233~2
DSC_2250
DSC_2246~2
DSC_2309~2
DSC_2274
DSC_2298











二日目は西新宿郵便局で旅の手紙投函
新宿から高田馬場そして早稲田に十時

予約済み村上春樹ライブラリーは昨夏
以来で二冊ひたすら読み正門前に出る

学友でフリーライター&エディターの
nissyと待ち合わせ学生洋食屋でランチ

体調を心配しながらの再会も元気そう
でお言葉に甘えて新宿区文京区豊島区

案内の終点は都電荒川線の鬼子母神駅
小一時間かけてゆっくり南千住北千住

松尾芭蕉の「おくの細道」の首途の地
現在の千住大橋辺りのゆかりの場所へ

黄昏迫るなか都電屋カフェと古書店へ
流石「明日のジョー」の街と後で聞く

再び都電で三ノ崎橋から早稲田に戻り
バスで新宿西口へこの夜コンビニ弁当


旅日記もラインデトックスも続きます
… ピアノは春樹さんのジャズ喫茶由来。


【約束は真夏の新宿夜の街】


DSC_2140
DSC_2141
DSC_2170
DSC_2175
DSC_2179
DSC_2189
DSC_2204
DSC_2214
DSC_2218~2


画像の補逸


芭蕉記念館では有料の資料を沢山入手しましたが
次に荒川都電や江東芭蕉記念館つまり月末の旅に
つながるモノも見出しました…自分への土産画像
左上のワンカップは帰りに寄り道した野崎駅近く
まるみやさんでの戴きモノ縁起酒…またND先生の
ご教示が必要な折にはこちらでお会いすることに。
 

【日米のアカデミー賞外れ春】


「ある男」も「エブエブ」も みていません…通の
ライター&エディター nissyによると「エブエブ
の受賞は新しい風が吹いた」とのこと… わたくし
みる目がないとはまさにこのことで… ご祝儀上映
あればと願っています…ND先生も大変な映画好き
ですがアカデミー賞の話題がほぼなかったので…
予想を外したようですね負けずぎらいのかたです
…「おくのほそ道」全行程を400CCバイクで回る
青春25歳の旅をしたそうで…いやあ語る語る語る。


 DSC_1989
DSC_1993

DSC_2018
DSC_1992
DSC_2029~2

耐寒型の熱帯植物


芭蕉は初秋の季語
芭蕉の花は晩夏の季語
実芭蕉はバナナのことで三夏の季語


大垣に二度めの青春18日帰り旅を敢行しています。

芭蕉は「おくの細道」の旅で結びの地としました
が… 深川・千住出立の時から「大垣」は決まって
いたようです… 45歳の翁にとって三度めの大垣で

「蛤(はまぐり)のふたみに分かれ行く秋ぞ」

の結び句もひょっとすると既にイメージの中では

「行く春や鳥啼き魚の目は泪(なみだ)」

という矢立(旅立ち)句に呼応させるかのように…。


標題句はNP自身の想いを掛けた「あざとい」句
です…本日は大垣だけで10000歩以上歩きました
…もちろん目当ては芭蕉記念館なのですが水路に
気をとられていて迷翁(迷子)になってしまって…
帰り際に駅前の手打ち「さらしな」でかけ蕎麦
のみを搔き込みました…つゆの色ほどくどく無い。


帰路ついでに回り道で大阪-京橋-野崎に寄ります
…「おくの細道」専門家/研究者のND先生に会い
様々な(ありゃまた総理か)泰斗(たいと)の金言を
戴くことにしているのです… KB先生は転居して
しまい次第に縁遠くなりそうな大東や四條畷に
…すっかり陽気の春宵がとても楽しみなのです。


往復と回り道の車中では…次の次を考えながら
ステーション4月号と…やはり大江健三郎一冊
芭蕉のレアな参考資料&文献は沢山ゲットし…
これは帰神後にゆっくりゆっくり味わいます。


【桜さく春樹ライブラリー予約】


三月末は出立の深川へ
八月末は結びの大垣へ  


謎解き「おくの細道」ミステリーツアー…
ええ「出だし」も「締め」も決めています。

 
それにしても…みごとなまでの春日和です☀



DSC_1974~2
DSC_1975~2
Screenshot_20230314-061344
DSC_1980
 DSC_1985
DSC_1990
DSC_1991
DSC_2020
DSC_2022~2
DSC_2023

Screenshot_20230314-061728






このページのトップヘ