NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 心理学

小川洋子さんと故河合隼雄さんの対談集
『生きるとは、自分の物語をつくること』
(新潮文庫) 終盤で心にしみたやりとり…。


小川 : 日常の中で、何気なく人を励ましているつもりでも全然励ましたことにはなってなくて、むしろ中途半端に放り出してることがあるんでしょうね。

河合 : それはつまり切っているということです。切る時は、励ましの言葉で切ると一番カッコええわけね。「頑張れよ」っていうのは、つまり「さよなら」ということです (笑)
。 


河合さんは臨床心理学者でカウンセラー
でしたが… 箱庭療法で非常に感激した例
… 大人で ものすごく難しい方のことば…
これは中盤に戻り 小川さん 河合さんと
同様に「すごい」(レベルが スケールが)
と思いました(小川さんは「宗教的」と)。

「先生はこの前私の箱庭を見て、これで治せると思ったでしょう」
「私は治してもらうために来てるのではありません」
   
   (河合「何のために来てるんですか」)

「ここに来るために来ております」



さらに最終盤のテーマ・・・

それは流石に伏せておきましょう
読者ご自身の目と心でご確認を…。


【今を生きる秋酣の物語】


国語授業も秋らしく「たけなわ」に
…オールインワンでフルカラー優れ物
「国語便覧」には 作家の小川さんは
無論のこと 河合隼雄さんと雅雄さん
(霊長類学者で児童文学者)の 弟・兄
のお二人も掲載されています…隼雄
さんは『こころの処方箋』名著です。


DSC_4562






夢シリーズ久しぶり…じわじわ読めるテクスト

入営(入隊)なのか研修(体験)なのか不明ですが
基地(駐屯地)のなかで服にバッジが見当たらず
厳格な(底意地の悪そうな)上官に不審を持たれ
寄宿舎(なぜかホテル)に取りに帰らされたNP…

自分の部屋がわからずフロント(なぜか髭親爺)
に調べてもらいルームキーを二つ(どっちや?)
持つも エレベータートラブルでなかなか来ず
ようやく乗れたが時間がどんどん過ぎてゆき…


時間に遅れる・人を待たせる・自己存在不明
系(?)の夢なのですが…臨床心理士の東山紘久
氏「遅れる夢」と精神医学者の小此木啓吾氏
「メディアを通した概念化」とを合わせて…
以下のように自己分析してみたのです 如何?


自分の人生は自分のためにあるのではないか
と強く考え初めた夢見者が、それでも今まで
の生き方をなかなか変えられなくて… 自分が
うまく乗り物に乗れずにいる そうして遅れる
ことで自分がもう目の前のことを概念化する
ことが出来ずに…「夢見は 自分のために時間
を使うことを考え始めたとき、を意味する」
(「遅れる夢」改編)

目の前で見たり肌で触れたりしているものが
いちばん身近なものだと思っているが… 実際
には、それについてほとんど何にもわかって
いない… ヘーゲルの『精神現象学』によると
「目の前にある現象を、ただDaとかthisとか
言って説明するのではなく、ものごととして
概念化して初めて本当にわかったことになる」
(「メディアを通した概念化」同上)


こう考えると「夢で見ている自分」は
「メディアを通して見ている自分」に
似ている… ということになりますよね
… そこに待ち受ける「心的現象」こそ
が「概念化」なのではないかと考察(!)
そして… 概念化は意味化や抽象化にも
重なりますからね… 更には深層心理的


それにしても「入営」とは心穏やかで
はないですね… 自分のために使う時間
は自分だけのためであってはならない
… と一方で思っている自分との葛藤か


【野茨(のいばら)の花の葛藤遅刻する】


(テクスト画像再録)

IMG_20210402_093854








IMG_20210501_063554
ズレない
呼吸がラク
触らなくて安全
ひとつ汚れても安心
耳にやさしいゴムひもで


【冬の季語だったマスクは今やムキ】


無季と決まったわけではなく
むきになって装着しています
二重の効果については未検証


シンガポールの教え子のホテルスタッフは…
(日本は)こういうところはすごいと思います
…とメッセージをくれました… スパイト行動
をネット記事で教えてくれたお返しの話です


マスクってマスカレード(仮面舞踏会)に於ける
仮面のことですよね… 古典劇でのペルソナです

ペルソナは心理学用語で「人間の外的側面」で
カール・グスタフ・ユングのことば… とすれば


マスクの画像はなんだか怖いような気がするの
は… 仮面だけでも人間は生きていけるから… ?


【ペルソナは二重 劇中劇の夏】


IMG_20210421_092052
IMG_20210421_092023
IMG_20210421_092223










『プロカウンセラーの夢分析』は「実際」的です。

「夢中夢」の原理は至ってシンプルでテクストに
よれば…「私は何か悪いことをしてしまって…」
どこかで「夢であったらなあと思っている」現実
を抱えていることにより…夢の中で夢としてみる
「二重のクッションにより夢見者を守っている」
のが「自分でわかる」ということを意味すると…。

ややこしいですが…つまりこういうことですね…
「悪いことは隠しておきたい忘れたいことで…」
「悪いことの内容を直接夢にみるのではなく…」
「夢中夢」として「邪悪な願望をコントロール」
出来るようになる迄「夢をみる夢」にしておく…。

夢の中でこれは夢だとわかっている夢をみること
…それは珍しいことではありません…夢を覚えて
いられないことが多いのは「自分を守る」ことだ
とは意外と「わからない」ものです…「わかる」
ことは時として…おおいに「こわいこと」ですね。

**********************

『知識ゼロでも楽しく読める!数学のしくみ』は
「わかる」というキーワードで繋がれたもう一冊。

「ポアンカレ予想」も又「夢の中の夢」のようだ
と感じながら…「宇宙の形がわかる」という難題
のエピソードを読んでいます…こちらもシンプル
「単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相」
…一見ややこしいですね…いやほんとに難解です。

しかし具体的妄想的には…つまりこういうこと…
「どこにロープを置いても、縮めて一点に回収の
できる図形はほぼ球形である」…ポアンカレ予想
による「宇宙の解明図」の絵が載っていて…説明
…1⃣無限に伸びるロープを地球に結んだ宇宙船が、
宇宙のすみずみまで飛び回ったとする…2⃣宇宙船
が地球に戻ったあと、ロープを回収できれば宇宙
はほぼ球形だと考えられる…ということなのです
…そしてこの100年間解けなかった難題を2003
年に解いたのが…ロシアの数学者ペレルマンです。

数学の「実際」に疎い自分としては「夢中夢」と
そうは変わらない「こわいこと」(わかること)だ
とも思われます…こんなことを予想(夢想)して
自身も証明できず…100年間挑んだ天才数学者
たちにも果たせず…遂に証明された「正夢」の話。

**********************

4月8日は「花祭」= 灌仏 会(かんぶつ え)です…
生誕の時代に諸説(紀元前4C~前11C迄)のある
「釈迦」(おしゃかさま:のちの仏陀ブッダ)の
誕生日です… 降誕会・仏生会・浴仏会・龍華会・
花会式など別名が沢山あります…全て晩春の季語…
時を遥か遥かに越え夢の夢の如く生き続ける釈迦。


【花まつり夢の中また夢をみた】


[追記&追句]
4月8日は高浜虚子の忌日「虚子忌」
でもありました… 本名は高浜「清」
1959(昭和34)年に85歳で鬼籍に…。

【たけを師の訃報虚子忌に届きけり】


IMG_20210408_090409





まず
この「夢中夢」は前日のテクストに明確に
項目立てがありますからあらためて述べて
みたいと考えています… ご推察の範疇かも
しれませんが… それは不思議と現実的です。

さて
ずっと以前によく言われたことがあります
が…NPブログわかりにくい・具体的にどう
なの・理念的で何を言いたいのか(高飛車)
などなど… おっしゃる通りなのです猛省…。

でも
習い性は如何ともし難く反省はしても改善
出来ないのが… 哀しい「性(さが)・業(ごう)」
なのですね… 生き方や考え方がそう簡単に
変えられないのと同様で… 夢と現実の狭間。

そう
今現在の生が夢と現実のどちらなのか不明
になる恐怖を描いたミステリーとして強烈
に印象に残っているのが『クラインの壺』
です… 当ブログに何度かご紹介記事あり…。

ただ
併読を始めてしまったのが下掲の本なので
順次適宜また問わず語りをさせていただき
この「夢中夢」「夢と現実の狭間」の話題
合わせて… なんとか「わかりやすく」と…。


【春の夢どちらの生が現実か】


追伸
大分前からそうなのですが当ブログ全て
「予約投稿」にしています… アップ時間
にはその画面に向き合ってはおりません
… それもまたこうした仮想現実的な妙…。


IMG_20210403_043955


このページのトップヘ