NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:食(しょく) > 果物

六月十九日は太宰治の誕生日であり
心中遺体が玉川上水から見出された
忌日(1948年=S23年で満39歳の日)。

すっかり忘れ非文学的な生活の日々
を送っていることに気付かされ先週
末決意の「桜桃忌」に青空文庫一作。

紙媒体を大切にしたいと心底願うも
文庫本よりも更に手軽な青空文庫で
標題の「十五年間」は太宰の私小説。

故郷津軽に十五年間帰省していない
と切実に綴られた初出は戦後二年目 
の短編… NP自身は帰阪後十五年過ぎ
て随分と臨場授業からも遠ざかって。


せめてもの初物山形の桜桃(高値の花
も原価780円から半額の見切り品で)
と同じく希少ヤクルト1000(!初めて
生協の棚に発見150円で一人3個迄)と
で偲んでみました… 現場不在証明を
アリバイと言いますが…その逆?です。


【桜桃の色を纏(まと)ったヤクルト1000】🍒


🍒色は古語由来として極めて多義語…
色・彩り・表面・表情・顔付き・顔色
・態度・風情・趣き・気配・華やかさ
・華美・人情味・やさしさ・恋・色欲
(weblio辞書等参照…紙の辞書恋しくも)


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姪っ子・甥っ子の子どものことを
姪孫(てっそん)と言います
ジェンダーフリーのことば。

又姪(まためい)・又甥(またおい)とも
…こちらの呼び方がかわいいですねえ。

NP妹夫婦は徳島県の高知県境の山里
那賀郡那賀町木頭という柚子の村人。

その子ども二人がNPにとっての姪っ子…
共に木頭に住まいして上の姪っ子夫婦に
女のこが二人います… 標題句の魔女です。

Keynee Farm (ケイ兄の有機JAS認証ユズ園)
ユズ畑には大城慶太郎さんがお連れ合いの
トミさんと育ててこられた130本のユズの木。

魔女二人のおばあちゃまとおじいちゃまが
ゆうパックでおくってくれました\(^o^)/。


はい、心からのご案内。

QRコードや検索で、ぜひぜひ
ケイニーファームや
この画像写真を射止めた
フォトグラファーの姪っ子(ほのかさん)や
妹夫婦(げんばさん)のホームページに
あそびに行ってください。


【まためいはまじょ 無農薬有機柚子】



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毎冬恒例の有り難い賜り物の段ボール箱が
徳島県那賀郡木頭アイターンの妹一家から
届きました… 完全無農薬有機のスグレダマ
… いつも感謝して近しい人にもお裾分け…。


標題句には
ゆずの2000年5月発売の曲名が入っています…
初恋のあの人 で北川悠仁さんの歌詞は始まり…。


学食の蕎麦麺の一すじ一すじ同様に
ゴツゴツの無農薬柚子玉一つ一つに
嗚呼、青春の日々のような爽やかな
そして帰らぬ哀愁の切なくも芳しい
香りがいっぱい詰まっているのです。


《柚子の花君に目があり見開かれ》
(佐藤文香)


柚の花(ゆのはな)・柚子の花は初夏の
季語… だから上記曲は5月のリリース
だったのかも… 柚子は晩秋の季語…。

冬至風呂には柚子玉沢山浮かべます
冬に青春の夏の日々を想い出して…
木頭にはNP二年間だけ住みました。


【柚子里に根を張り生きる人のゆず】


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柿と並べて食べずにみてる



それぞれ本場の長野奈良
ようやく秋の季語ふたつ

ラ・フランス(洋梨)三秋
富有柿は晩秋もうすぐ冬

斜(はす)に構えて見れば
フルーツは糖質豊かにも

ビタミンカラーは優しい
阪神タイガースの岩田稔

1型糖尿病と闘い続けて
甲子園で引退セレモニー

サウスポーのスライダー
きっと勝ち星よりも記憶

さようなら… 背番号 21
ありがとう勇気と希望


【ラフランス誰かの癒しと慰め】🍐


【優しさと正岡子規の柿が好き】


🍐・・・
梨の花言葉は癒しと慰め
柿の花言葉は優しさ恩恵

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関川夏央さんの『子規、最後の八年』の
感情を堪えて抑えた筆致に絆(ほだ)され
「十日の菊」のように「二十日の秋果」💠
🍎🍊🍇🍌🍐🥝(季節違いも含めて?)
纏めて籠に放り込みました…秋彼岸入り
(中日の23日秋分を経て26日彼岸明け)。


正岡子規…本名正岡升(のぼる)35歳
没年月 明治35年の九月に入っても
パイナップル🍍や焼栗🌰を食べて
梨🍐などは一切れ二切れではなく
一つ二つを食事時に食べています…
もっともっと喰い散らかし まさに
「獺祭」(だっさい:カワウソの祭り)
の如く 生きていたかったでしょう。



【鬼籍にて健啖家たれかし菊花】
(2020.9 賢治忌へのオマージュ)



忌日近い宮沢賢治は昭和8年(1933年)
9月21日没でこちらは37歳で鬼籍に…
前年度菊花展の俳句連作が遺ります…
満州事変は昭和6年9月18日勃発 不穏
の時代が再び三たび始まっています。


「それぞれの宮沢賢治展」への出品
作品… 下書き下絵を画き始めました。


【秋の日の果実祈りの藤籠に】



💠「六日の菖蒲、十日の菊」・・・
五月五日の端午の節句
九月九日の重陽の節句
に必須の
アヤメ(祓邪)・キク(慶祝)が
一日遅れになること
から
時機に間に合わず今更役にたたない

「二十日の秋果」は上のことわざを
元にしたNP造語…果物が好きだった
子規の忌日9月19日に間に合わない
が秋らしいフルーツを揃えている…
死因は子規が結核性の脊椎カリエス
賢治は急性肺炎で自家療法が仇に…
賢治忌には間に合いましたね…合掌。


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