NPブログ - Leitmotiv ~言葉・論理・主題連鎖への旅~

カテゴリ:詩・短歌・俳句 > 詩と詞

何が「新」で
何が「旧」か
それは不透明

新暦と旧暦の
境い目も同じ
本日から晩夏

旧暦六月一日
水無月朔(さく)
の日 土用の丑

7月21日は 故
新倉和文先生
月命日ですね

ちょうど十年
前の今頃です
高槻のマクド

あのな余命が
一年なんよ癌
そう言われた

二か月半後の 中秋の名月に
「生きるとすれば人のため」
書きたい論文が二つあると…

メールがあり
それから一年
綺麗に逝った

喪失感の半端
無い生徒には
言葉も無くて

担当学年生徒
たちは今高校
卒業七年目夏

インターンの研修医
企業・起業の三年目
研究を継続中の学徒
浪人留年模索中の君

いろんな進路
あるけれども
偲ぶなら21日

他学年他学校
沢山の教え子
の集った通夜

弔いのホール
から商店街を
吹田駅へ葬列

思い出すなら
21日がいいね
明日は大暑だ


【実は健啖土用の丑に想ひ出す】


・・・・・・

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という前夜祭😅
神戸ハイボール
最終回(?)です

1 :5 で氷なしの
オレンジピール
これが「新定番」

そう言えば28期
生たちにご紹介
代替授業のご縁
まさにあの年度
小説コンクール
にネット応募の
女子生徒さん…
タイトル覚えて
いますよ 鳥肌…

『オレンジピール』


夏のことです~🎵🎵
思い出してごらん~
あんなこと~こんなこと~


あったね❗️
後白河法皇
の生き方を
あの頃随分
語っていた


【後白河法皇大暑に降臨す】


合掌

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今朝は石垣りん*さんの詩を読みながら
石垣りんさんにちなんで昨日に引き続き
神戸空襲のことなどを考えていました。

中公文庫「日本の詩歌27 現代詩集」
で石垣りんさんは当時(1976年初版)
「アンカー詩人」であったのです…。

「シジミ」「子供」「くらし」の三編と
「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」
(前半…「くらし」と合わせ解説)とが
載っていますが…ここでは「弔詞」援用。



 【一生に人は何度の弔詞読む
すでに吾二度同僚と父と】



【弔詞なる詩と七十五年後の夏】



【軍靴聞く七十五年後の夏に】
































弔詞   石垣りん 

  
 ―職場新聞に掲載された一〇五名の戦没者名簿に寄せて―


   ここに書かれたひとつの名前から、ひとりの人が立ちあがる。

   ああ あなたでしたね。
   あなたも死んだのでしたね。

   活字にすれば四つか五つ。その向こうにあるひとつのいのち。
   悲惨にとぢられたひとりの人生。

   たとえば海老原寿美子さん。長身で陽気な若い女性。
   一九四五年三月十日の大空襲に、母親と抱き合って、
   ドブの中で死んでいた、私の仲間。

   あなたはいま、
   どのような眠りを、
   眠っているのだろうか。
   そして私はどのように、さめているというのか?

   死者の記憶が遠ざかるとき、
   同じ速度で、死は私たちに近づく。
   戦争が終わって二十年。もうここに並んだ死者たちのことを、
   覚えている人も職場に少ない。

   死者は静かに立ちあがる。
   さみしい笑顔で、
   この紙面から立ち去ろうとしている。忘却の方へ発とうとしている。

   私は呼びかける。
   西脇さん、
   水町さん、
   みんな、ここへ戻って下さい。
   どのようにして戦争にまきこまれ、
   どのようにして
   死なねばならなかったか。
   語って
   下さい。

   戦争の記憶が遠ざかるとき、
   戦争がまた
   私たちに近づく。
   そうでなければ良い。

   八月十五日。
   眠っているのは私たち。   
   苦しみにさめているのは
   あなたたち。
   行かないで下さい 皆さん、どうかここに居て下さい。 


―詩集「表札など」(1968年 思潮社刊」)より―


神戸新聞朝刊の本日第一面コラム…
「正平調」はこう書き出しています。


終戦から20年がたったころ、詩人の
石垣りんさんがある戦没者名簿を目
にして詩をつづった。題を「弔詞」
といった。〈ここに書かれたひとつの
名前から、ひとりの人が立ちあがる〉


そしてこう締めくくられています。


◆神戸空襲で母を亡くした幼女が石ころを
ご飯に見立て「兄ちゃん、どうぞ」、そう
言って栄養失調で死んでいく。野坂昭如さ
んの小説「火垂るの墓」に出てくる節子が
もしも生きていたら、″まだ” 79歳である。
◆わたしはどうして、死なねばならなかっ
たか。亡き人たちの声に耳を澄ます。戦後
75年の夏がめぐってくる。


*石垣りん・・・(Wikipediaより…以前にも何度かご紹介解説していますが再掲です。)
1920年(大正9年)2月21日 - 2004年(平成16年)12月26日)は、詩人。代表作に「表札」。
東京都生まれ。4歳の時に生母と死別、以後18歳までに3人の義母を持つ。また3人の妹、2人の弟を持つが、死別や離別を経験する。日本興業銀行に事務員として就職。以来定年まで勤務し、戦前、戦中、戦後と家族の生活を支えた。そのかたわら詩を次々と発表。職場の機関誌にも作品を発表したため、銀行員詩人と呼ばれた。『断層』『歴程』同人。第19回H氏賞、第12回田村俊子賞、第4回地球賞受賞。教科書に多数の作品が収録されているほか、合唱曲の作詞でも知られる。




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第1回いがらしみきお賞
第1回秋吉久美子賞
第6回YS賞

三つの公募案内が
文芸部員と
文芸部顧問と
国語科とに
届きました。

詩もまた文学文芸です。

いがらしみきお賞のフライヤーの
上部少し長めのキャッチは
これ自体が詩です。

末尾
「いろんな詩を読んでみたいなあ」
 いいですね。


詩もまた死んではならないのだ。


心からそう思い
詩に限らず
自分に出来ること
考えてみます。

俳句もまた
詩情あらば
詩ですから。


【暮れの春世界最短詩は俳句】

「自分の感受性ぐらい」
(1977年刊の同タイトル詩集より)

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな 志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

・・・・・・・・・・・・

この詩は
いつかどこかで読んだ気がしていたのですが
今年6月に「まるちょう」さんという医者の
かたのブログで新たに教えていただきました。

NPがお気に入り登録をしているブログは…

「深山の桜」(長谷剛さん)
「よろず大学」(水埜正彦さん)
「まるろぐ@晴耕雨読」(まるちょうさん)

…などですが直接親交の全くないのは
まるちょうさんで…ご自身の胸部造影
に異常がなかったそうでNPもホッと
しているところです… 音楽に美術に
文学に歴史に体育に介護に政経にと
とにかく信じられないマルチな才人
のかたで…このかたの病院に自分も
かかってみたいと思っているぐらい。


「自分の感受性ぐらい」は

ひとのせい
友人のせい
近親のせい
暮らしのせい
時代のせい

にするのは

自分のせい

だということですよね。


このなかで

ひとのせいにするのは 無責任
友人のせいにするのは 身勝手
近親のせいにするのは 自業自得
暮らしのせいにするのは やるせない
時代のせいにするのは ご都合主義 

そして

自分のせいにするのは
哀しいですよね。


「人は哀しい 哀しいものですね」
という一節を持つ小椋佳さんの
「愛燦燦」の歌詞はこの後…

「人はかよわい かよわいものですね」
「人はかわいい かわいいものですね」

と続いてゆきます。

自分の感受性ぐらい
守りたい…感受性は
考察判断というより
直截(ちょくせつ)*
的で直感的なもの…。

だから…感覚を磨く
鍛える制御すること
をしないと守れない。

哀しい
かよわい
かわいい


ひとを責める
友人を疑う
近親を恨む
暮らしを嘆く
時代を批判する

そして
自分を傷つける
つまり自傷すること

哀しい
かよわい

かわいい?

なるほど?

でも… そうとばかりも言っていられない気がします。

かわいい…
「もろくよわいこと」
すなわち
「脆弱さ」に繋がっているような気が…。

もっとそう…

「つよくしなやかであること」
つまりは
「強靭さ」を大切にしたいと考えます。


所詮は ばかものですが・・・

この詩で呼び掛けている相手
それは勿論… 自分自身であり
そこがよく出来ているのです。

しかし乍ら

言うは易く
行うは難し

…なのです。


【追句】
しかしながらと言ひたくて秋の空
(宏)


*直截・・・
遠回しではなくすぐにずばりと言うこと
「ちょくせつ」が正しく「ちょくさい」
は誤読なのですが慣用読みで定着です。










歳時記カレンダー的には
8月8日から「立秋の候」
となっています… 住吉川
にも赤蜻蛉が見られます。


ビートルズの曲「ビコーズ」
(Because 1969年)に…
Because the sky is blue, it makes me cry.
というフレーズがあって
Well, so good.…同感です。

50年前にジョン・レノン
は何を見ていたのだろう。


八月の白い溜息青い空
(宏)


先日来(8月8日~11日)
四日間の青空と白雲です。☁️


残暑お見舞い申しあげます



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