NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:詩・短歌・俳句 > 俳句と川柳

俳句甲子園

全国高校生俳句選手権大会のお土産が
灘高等学校の文芸同好会顧問先生から
ラストマイルの手によって届きました。

丁重な一筆箋が添えられ
こちらこそ応援で元気を
戴いたことと併せて感謝。

高三の夏最後まで頑張り抜いた部員さんに
あらためて拍手と今後の受験ロードに向け
こころからのエール📣を送ります。👏


勤務校のひとつでは小論文指導だけを連日
時間を忘れ勤めていて、そのご褒美なのか
もうひとつの論国授業を担当している高校
で受験小論文の指導機会を得ることになり
喜んでいる、気づけば二十四節気の「白露」。


【エアコンの白露にカスタードと紅茶】


有機ダージリンに合わせ想い出も円やかに。

1000010702

月次(つきなみ)カレー連歌の挙句 ⤴️


いきなりの最終回… 冷蔵保存は今日が限度。
(冷凍でも十日間程、ウェルシュ菌は怖い。)

ここでガレージセールのオリジナル版を回顧。

カレールウはミックス
「こくまろ辛口」と「ジャワカレー」(辛口)

玉葱
人参
舞茸
茄子
オクラ  
プラム
レモン
アボカド
とうもろこし
ポークウインナー

すじ肉コンニャク「トメ」新たな具材追加無し。



【おつカレーサマー挙句の果てらしく】



⤴️挙句(あげく)・・・
俳諧連歌は発句(第一句)に脇句・第三句を
即興としてリレー式に作ることで滑稽の傾向
を帯びていった(そうして季語無く独立した
のが川柳)のだが標準的な36句や100句など
今回のカレーに似ていくらなんでも作り過ぎ
で所謂月並みという凡愚・凡句へと流れて…
最後の締め括り句(トメ)を「挙句」と言い
まさに「挙げ句の果て」の語源らしいのだが。
(仮屋賢一さんの俳句教室に学ぶも私見あり)


1000009242







近鉄電車奈良線の東大阪市内、
枚岡(ひらおか)駅の真ん前に
枚岡神社の大きな鳥居があり、
くぐって広い参道を進みます。
長い石段を中ほど迄のぼると
右横に折れる道の先「神遊館」。

月一回、第一土曜日午後開催を基軸にした枚岡句会。

この日は外部参加の中堅女性三名のかたと、気鋭の
男子高3生ふたりと、代表👨とわたくしの計七名、
他にオンライン投句で三名が加わり、「当季雑詠」
各自5句に当日発表の席題「桜」の句、計約八十句
での句会になり、とても充実した3時間半でした。

俳号をこの四月から「宏」にするわたくしの句は、
「並選5句」「特選1句」の「選句」には不評で、
ほぼ「取る(いただく)」ことから外されます。

他のかたの「点盛り(並1点、特2点の合計点)」
が集まった句は、非公開で各種コンクールにも応募
できますから、ここではご紹介せず、またわたくし
の句も「奎」2024年6月号に掲載予定句は同様です。

メイク(名句ではなく謎句の創作句)としての拙句。


【オランジェット戸棚に隠し春灯】🕯

【平和には遠くモスクワサクラサク】

【ロシアより生還春のスクリャービン】 

【母に似て父に似て再会の朧】😶‍🌫


🕯はるともし😶‍🌫おぼろ・・・
いずれも春の雰囲気を表す季語で、
前者は春の夜の灯火の、同じく後者
はぼんやりと霞んだ夜の風情を示す。


帰りには仮屋さんとふたりで、前代表だった
故小池康生さんを偲んで、近鉄大阪線の長瀬
駅(近畿大学生のお膝元)近にある中華料理
「豚珍館」に寄って、餃子を「てんこ盛り」
いただきました… 点盛りもこれくらいあれば
いいけどね… 宏としての初日は完敗&乾杯。🥂


【推し活を辞めて武庫川花筏】

【ララララララララやっぱりサクラララ】

【僕らはのラは純潔の桜のラ】


👨
俳句同人「奎」の代表は俳人にして音楽家でもある
仮屋賢一さん、今年度はこの二刀流に専念されます。
数学科講師としての仕事は前年度迄で終え、退路を
断ち、俳人活動として、まずは下掲の「俳句教室」。
月曜日に、11時から2時間程度のカフェ注文の会。
とても斬新、1回2000円の参加費で俳句を楽習。(^^)


1000007802
1000007803
1000007804
1000007805




































































1000007809













初めてお見かけして
わずかにお声かけを
させて戴いたのは…

前記事⑬の市森くんチームが
俳句甲子園の大阪地区予選に
初のエントリーで初の試合に
臨んだ際だったかと思います。

全国に名を馳せる注目校の文芸同好会顧問。

その数年後にNP在職高校が俳句甲子園松山
全国大会に初出場した時に森本先生の高校
も順当に出場し上位進出された… 懐かしい
そして適わない夏の想い出として蘇ります。💦

剣道部の顧問もされていてまさに文武両道
…そのエピソードが鏤(ちりば)められた逸文
を今号では頂戴いたしました…随所に御自身
の句を配したエッセイで敬体常体混淆文は
わたくしの目指す文芸世界のお手本です。


二年前… 最後の高3授業を終えられた時に
全国最優秀の生徒たちが花束を贈って感謝
した…このストーリーズには感動した記憶。

最後の、というのは多分持ち上がり学年の
最後の、ですから、まだまだお若いのです。

年明けの人日(じんじつ:一月七日)には関西
文芸連合の生徒さんたちが「俳句バトル」
という企画大会を開催するというご案内を
戴きましたが、そのホスト校の顧問先生。

いやあ、あいかわらず適わない、もりもん と
いう名のぬいぐるみを生徒さんたちが今夏に💦
松山に連れていった(執筆者紹介文)という、
もりもとしん さん…これからも宜しくお願い
申しあげます…そして全国優勝を応援します。
(もちろん、元在職高校の全国再出場もね。)


【松山を想い出します俳句の日】💦


💦俳句の日・・・
はいくの語呂で8月19日、体感的には夏。
この日を標準にして俳句甲子園全国大会も
開催されますが、暦の上(季語的)では初秋。















 

いっしん さん


『0号』では俳句と小論を寄稿した
ハリガネムシ研究者のかたですね。

ハリガネムシを研究するには
蟷螂(とうろう:カマキリ)を
凝視観察せねばなりませんから
その「写生観」が今号の俳句に
反映して… 全体的に標題の八句
(俳句は八句、短歌は八首から)
構築に見事に成功しています。


御本人から確か俳号の由来をお聞き
したことがあり… 一心不乱との関り
があったような… 一心太助ではなく。


俳句を続けて「虫素材」を追究し
さらに独自の世界を高めてゆこう
そんな野心を一心に抱く市森さん
…彼の俳句歴は十年目に入ります。

NPネット句会の第一回目からの会員
(今号で第二十二回)…超ベテラン若手。


【一心に蟷螂の斧フリーウェイ】🦗
   

🦗かまきりは三秋の季語









このページのトップヘ