NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:詩・短歌・俳句 > 俳句と川柳

淳心学院中高 国語科主任
灘中高 国語科主任
大阪桐蔭中高 教育顧問

九年母 同人 撰句顧問
同 だるま句会 主宰
ホトトギス 無名会 会員

岐阜県出身
京都大学文学部卒
本名 松岡剛夫 先生

2021年3月30日 ご逝去
享年 84歳でいらっしゃいました
謹んで衷心より哀悼を申しあげます

生前に賜りましたご厚情の数多に
感謝御礼申しあげるとともに
優しい温厚のお人柄と笑顔と
お言葉とを偲ばせて戴きます

やすらかなご冥福をお祈り申しあげます


先生の御句で大好きな句です


《 シェリーの詩口突き出でて漱石忌 》

《 蟬時雨止む一瞬のありにけり 》


ほんとうにほんとうに有り難うございました


合掌










俳句漢詩
回文漢詩
七言一句

Q : 書き下しは? ふた通り

A : 最下方にあります\(^^)/


🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀


第24回俳句甲子園の地方予選兼題が6日14時に
公式サイトに発表されました…Pdfのスクショ…
地方予選は昨年同様にネット投句審査のみで…
締切は5月12日14時 … 三年連続全国大会出場へ

7日放課後からの始動に向けて俳句コーチから
いくつかの事前指導があり…助漕… 大阪の状況
次第ではこれも昨年同様にネット句会に移行…
昨年度末にはOBOGの力も借り「桃の花」実施


NPは今年度まさに一期一会ならぬ「一日一会」
(いちじついちえ:造語 二度と来ない大切な一日)
のつもりで何ごとにつけても「先入観を棄てる」
「感謝する」のふたつを心がけて過ごします…

担任クラスも二度とないつもりで そのふたつを
板書し 生徒50名(男女25名ずつ) にお伝えして…
もう一人の若手担任のかたは「自律」「自立」
重なる思いもあり… とてもよい船出になります🚢


【海原へ二度とは来ない春の波】


宮本輝さんの『春の夢』には当時 片町線と
呼ばれていた国鉄時代の住道駅近くに下宿
して… 追手門学院大学の黎明期にテニスと
恋人に青春を賭けた作者自身の思いの丈も

表紙は『錦繍』文庫本も同じで故 有元利夫
画伯… NPは俳人の平石和美さんに絵葉書を
頂戴して以来… この画人の生き方や作品に
注目しています… 1965年に39歳で鬼籍の…


【春の夢夢は正夢夢の春】
【春の夢夢正に夢夢の春】



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【俳句の部・第一席】
マスク越し梅ことごとく匂ひけり(Jinzi)

【同・第二席】
春の夢アラームをかけ忘れた日(水草)

【同・第三席】
桃の花忘れないでと言いたげに(金木犀)

【同・第三席】
街頭に濡れて佇む夕桜(市森)

[佳作賞]
呑み帰りブランコ前に足を止め(市森)
こたつにて縮む飼い主伸びるネコ(北斗七星)
春の海やはらかなその息づかひ(水草)
家に帰る娘と妻と温もりと(健志)
木漏れ日に髪の匂ひて冬ぬくし(Jinzi)
熱燗をつける親父のしわ優し(俳人28号)


【川柳の部・第一席】
藪の中密かにモリとカケを食ひ(芦獏)

【同・第二席】
早桜我を重ねて頭たれ(伊丹五七五)

【同・第三席】
蒼天が正義の意味を問いかける(金木犀)

[佳作賞]
統ばる雲時雨誘いて花咲かす(北斗七星)
どいつ車や一目でわかる円ぶれむ(芦獏)
桃の花エチュード誰の為に弾く(ひね鳥)


おめでとうございます。🎁🎂🎉


中八や三段切れ、季重なり、表記等に
僅かの添削を入れて撰句しています…
ご自身の句に変わりません。

同様の内容的な理由で、俳句の部から
川柳の部に移しての撰句もあります…
悪しからずご了承ください。


賞状と副賞、参加賞は春の土用入り17日
(次回兼題発表の日)までにお届けします…
お楽しみに(住所登録なきかたご一報を…)。


第12回NP組ネット句会にも是非ご参加を
一般読者のかたや暫く御無沙汰のかたも…。


【東雲(しののめ)の清明ここに道ありて】🍀


二十四節気「清明」です… 晩春の前節で
七十二候は「玄鳥至(げんちょういたる)」
… ツバメが飛来する頃… 春の土用入りは
来週末そして晩春後節は「穀雨」…昨年
は全国緊急事態宣言で全学校休校でした。


【文芸の海死せずして穀雨かな】
(『蒼穹』あとがき)


なんとしても「まん防」なんていい加減
な(❕)響きの事態がこれ以上蔓延せずに
文化やスポーツを心から楽しめますよう
… NPはSDGs活動を個人として実践的に
やってゆく学んでゆく決意あらたです。


🍀「清明ここに道あり」・・・
母校の関西学院大学校歌「空の翼」
(北原白秋 作詞)の一節… わが丘…。



11回目を記念して…(予定を変更して)
4月1日の11時にアップします…が…

なんと!!
あらたな試みなのですが…ここまで発表が延びたのですから
更に楽しんでください(^o^)丿…以下のご投稿結果を踏まえ
再度…読者の皆さんで、俳句・川柳あわせての「第一席句」
「二席」「三席」「秀逸」「佳作」を…撰んでみませんか?

サラブレッドレースホースの「予想」のイメージですね…
真面目にご提案…NP句会は開かれた自由な句会なのです
…投句されていない読者のかたもどうぞハンドルネームで。


この記事のコメント欄に「再投票」してください…それも
参考にさせていただいた上で…4月4日(日)の二十四節気
「清明」の日に最終発表をさせていただきます…前代未聞
…コメントの有無如何にかかわらず4日にはほんとに発表
…エイプリルフールですけどねえ…ウソじゃなくほんと…。


【鷽の画の真贋をじっと見ている】🐤
(『蒼穹』春の部  口語改変)


🐤・・・「季語と歳時記」サイトより
鷽(うそ) 三春【子季語】鷽鳥/鷽の琴/鷽姫/琴弾き鳥/照鷽/雨鷽
【解説】 
雀よりも少し大きい。雄は頭部が黒く体は青灰色だが、頬から喉への薔薇色が美しい。フユーフユーと口笛に似たやさしい鳴き声を発する。雄を照鷽、雌を雨鷽とも。琴を弾くような動作から、琴弾鳥の異名も。うそぶく(口笛を吹く)という方言が名前の由来。



【俳句の部】
四年目も変わらぬ梅と通学路(市森)
【〇変わらない良さを感じる。】
街頭と濡れた寒いと夕桜(市森)◎◎
【 ◎街灯の光が夕桜についた水滴を反射し、輝いている情景と雨による寒さが合わさり、とても幻想的に感じ、美しいとおもいました。 ◎雨が降った後に雨が滴る桜の花にさす夕日、そんな美しい風景を背景に街頭で人が忙しなく行き来する様子が思い浮かび、自分達に身近ではあるけれどとても美しい風景に心惹かれました。
呑み帰りブランコの前足止まる(市森)◯◯
【〇揺れている体とブランコの響き合い。 〇】

こたつ内縮む飼い主伸びるネコ(北斗七星)◯◯◯◯
【〇ネコの句ですが、34と違い確かに季節感を感じさせつつ、ユーモアも巧みに織り込まれている点がより綺麗に感じました。どちらが好きかで好みが分かるのでしょう。 〇こたつの中で猫がのんびりしていて、足を入れようとしたらぶつかってしまう、日常のひとコマを切り取ったほっとする句で素敵だなと思いました。 〇「猫はこたつで丸くなる」というが、その言葉遊びが好き。 〇対比が上手い、面白い。】 
狭き門桜花彩り笑みが咲く(北斗七星)
【〇笑みが咲くということは入学式のことでしょうか。学校の門のそばには桜が咲いていて、そこで写真撮影をする家族や友達同士の様子が思い浮かびました。私自身もこの春入学するので重なる部分もあり、選びました。】
統ばる雲時雨誘いて花咲かす(北斗七星)◎〇      
【◎発想のユニークさと語調の良さがすばらしい。 〇雲の性質を捉えた句。】

桃の花忘れるなとでも言いたげで(金木犀)
◎◎◯
【◎桃は桜や梅に比べるとどうしても見かける機会も有名度も劣ると思います。でも実際はとてもきれいな花で、桜や梅に劣らない魅力があります。桃の花の無言の訴えを作者が代弁するような、いい句だと思いました。 ◎桃の花を擬人化して読んだ句、すごい想像が豊かに出来て、良かった。 〇すこしの怖さがいい。】
生温い風に溶けけり桃の花(金木犀)
【〇春の昼間に吹く風の生ぬるさには心当たりがあります。溶けるという言葉によって桃の花が散る様子にどこか官能的な様子が感じられてとても素敵です。】

桃の花飾るその意味知らぬまま(水草)

【〇その意味を作者は知っているのではないでしょうか。】
春の夢アラームをかけ忘れた日(水草)◎◯△
【◎真っ先に思い浮かんだのは「春眠暁を覚えず」の言葉でした。そのおかげか、情景がすんなりとイメージできました。 〇わかりやすくていいですね。 △】
しゃぼん玉あかごは母に手をのばし(水草)
【〇】
春の海やはらかなその息づかひ(水草)◯◯◯
【〇春の穏やかな海の様子を柔らかな息遣いと表現していて、巧みな表現だと思いました。 〇春の穏やかなイメージを「息づかい」と表現したことがいいと思いました。 〇海はフランス語の女性名詞、息づかひ がどこか母性的で官能的です。
歳経ても祖母の目尻に山笑ふ(水草)
【〇祖母が微笑んだ時の姿に春の明るさを感じているところが、祖母の優しさと春の穏やかさを表しているように見え、いいと思ったから。】

家帰る温い(ぬくい)むすめと我が妻と(健志)
◯△
【 〇俳句初学者の為、ここにおける"温い"が季語になるのかわからないが、家族の暖かさを春の暖かさと掛けているように思い、いい句だと思いました。 △温い・暖かいは三春の季語だそうで、春のほのぼのした情緒と子煩悩の姿が思い浮かびます。

木漏れ日と髪の毛の匂ひ冬ぬくし(Jinzi)◯△△
【〇とても優しくて暖かい感じがする句だったので、個人的に好きです。 着眼点がとても素敵だなと思いました。肩を寄せ合っている恋人同士か親子かわかりませんが、冬の日差しで温まった相手の髪から匂いが香ってくることが想像できて、相手への愛情が伝わってきます。ただ、「木漏れ日と髪の毛の匂い」と並列にした部分と、リズム感が少し残念かなと思いました。流れがわかるようにしたらもっと良くなると思いました。 △髪の匂ひに、はいかが。】
八重桜曲がり重なり空覆ふ(Jinzi)◯◯
【〇八重桜が咲きほこる様子を曲がり重なり、と表したところが好きです。 〇想像すると綺麗。
マスク越し梅ことごとく匂ひけり(Jinzi)◎◯◯◯
【◎上手いです。 〇満開だったんですね。 〇まさに今の状況にぴったりな、今しか詠めない句だと思いました。 〇

桃の花エチュード誰の為に弾く(ひね鳥)◯△
【〇 △エチュード練習曲は自分の練習のためでしょうが、それを誰の為にと問うているのが面白いです。桃の花との取り合わせは微妙で、川柳的かなと。】



【川柳の部】

いってきます返事無き部屋胸躍る(北斗七星)◯△
【〇胸躍るという言葉にはっとさせられました。一人暮らしをはじめてさみしいという側面ではなく、新たなスタートとしてわくわくする側面を取り上げているのは面白いと思いました。 △返事なきと胸躍るの対比の妙があります、季語を入れて俳句にしたい句です。】
卓上で退けよと睨むねこまくら(北斗七星)
【〇のんびりした絵を想像させて和む一方で、リモートの時代の雰囲気もそこはかとなく感じられます。可愛いんだろうなあ。】

早桜我を重ねて頭たれ(伊丹五七五)

【◎とても景が浮かんでたのしい。】
春の季語ネタがなくなりググってる(伊丹五七五)◯△
【〇共感した。 △私も季語をよくググって調べるので共感できてくすっと笑ってしまいました。

鶏頭を愛でつつテールスープ飲み(芦獏)
◯△
【〇多分川柳の方が性に合っているのでしょう。こういうどこかブラックな感じは大好きです。ブラックでありながらも、両方愛でているところが人間臭い。△】
メイクして買わず立ち去る厚顔女(芦獏)
【〇思わず笑ってしまったので】
どいつ車や一目でわかる円ぶれむ(芦獏)〇〇△
【〇何故か頭に残る。 〇カタカナで表すと威厳あるドイツ車とそのエンブレムが平仮名になることで緩い印象に変わり、クスッとしたから。 △どいつ車、円ぶれむ、というのですぐにどの車のことかわかりました!(笑)
ホケキョウと和尚とうぐいすシンクロし(芦獏)◯△
【〇法華経とウグイスの鳴き声の組み合わせはユーモアがあって面白いと思いました。△】
ブログ見て飛んで扉に入る冬の虫(芦獏)
【〇何故か頭に残る。】
藪の中密かにモリとカケを食ひ(芦獏)◎◯
【◎これは膝を打ちました。「食う」という単語を「藪の中」に組み入れるブラックユーモア。自分にはない発想かも。「モリとカケ」なのも語感が良く、党派性が程よく脱けた風刺になっているんではないでしょうか。  〇藪そば、もかけている?】
三密や密輸密売密入国(芦獏)◯△
【〇去年よく言われた三密をもじったところが面白かったから。 △】

蒼天が正義の意味を問いかける(金木犀)◎
【◎文句なしにあの人に問いかけたい。】



《訂正とお詫び》
以下の三句は川柳の部ではなく
俳句の部への御投句でした。
俳号と合わせて訂正とお詫びを
させていただきます。
2月1日付けコメント欄ご参照を。

老梅や白無垢雛がふたつみつ
水仙や細雪路の四姉妹
熱燗をつけるおやじのしわ優し
(俳人28号)












《当ブログ コメント欄への市森さんのご投稿》

ふと気になったことなのですが、俳句のグループ
(俳句結社というのでしょうか?)ごとに、よく
詠む季語の傾向などはあるものなのでしょうか?
例えば、ここは植物の句をよく詠む、ここはよく
行事の句を詠むなどです。(2021年3月23日 付)


《NP回答》

まず
「結社」とは俳句の場合…
「同人会」「研究グループ」
であり…普通は「主宰=師匠」や
同人誌の編集長や幹事・世話役
をおいて…グループ内や対外的
活動をしています… 句会・吟行
や研究会や交流会や団体的投句
… 規模は十数名~数千名まで…
まちまちです… 会費や入会資格
も様々 (NP組は無料で… 主宰を
名乗っていますが別に組長でも
… またネット投句で意思表示を
していただければどなたでも) 。


また
結社とせず(「奎」もそうで…
代表=先生よりも「さん」と
申しあげる方がよいのかも…)
俳句雑誌(集団)としている場合
もあり… もちろん有名な俳人の
かたでも何処の結社にも雑誌に
も所属していないかたもいます。

有名な結社はほぼ「母系」(父系)
的な「⚪️⚪️師」から連なる縦の
系譜を大切にしています… 元を
辿れば子規や虚子まで遡るのが
ホトトギス系… この伝統俳句と
現代俳句に協会は概ね二大分化
されています(NPが 松岡たけを
先生のお口添えで入会させて
戴いた「九年母」は虚子からの
ホトトギス系で… その中の一つ
二つの句会に定期的に参加…)。


更に
「季語」ですが… これは虚子の『新歳時記』
(昭和9年11月初刊… 今春NPは僥倖にも入手)
によると、ホトトギスの用語では「季題」…
「時候・天文・地理・人事・動物・植物等」
に古来より分類されていたが「甚だ不便」
で…例えば「麦」(植物)、「麦の秋」(時候)、
「麦刈・麦打」(人事)として諸所に分散し…
それゆえ新形式「新分類」始めたとのこと。


結論
結社に季語(兼題=事前告知や席題=当日発表)
の傾向があるか否かというよりは… いまだに
季語・季題は「なまもの」のように…吟味や
増殖を重ね(られ)… 進化・深化・新化中とも
言えるので… 「写生絶対」の結社であれば…
「目に見える明瞭な季語」を設定しやすい
のではないでしょうか… あくまでも私見です
… それとは別に定番・鉄板の季語や詠み易い
季題はあるようですね…一音~最大二十五音
まで…(≡^∇^≡)… 句句句っ苦私の青いトリ~🎶🐦️。



🐦️最も短い季語と最も長い季語(季題)・・・
「蚊」🦟(三夏)
「童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日」✝️ (仲冬)
読みは… 「どうていせいまりあむげんざいの
おんやどりのいわいび』… 十二月八日でマリヤ
の母アンナがマリアを身ごもったとされる日…
聖胎祭・聖胎節と普通は言い普通に使いません
…575(17音)を遥かに越え25音を有する怪異。👻


下掲は一年間の俳句雑誌『奎』で…2020.6月号
春夏の句、9月号夏秋の句、12月号秋冬の句…
そして2021.3月号冬春の句で 掲載同人 十連句
や連載記事・特集記事(今春号は小川軽舟さん
へのインタビュー)など満載です… 9月号には
NP句集『蒼穹』特集も有り難く…ご興味ある
かたはコメント欄にどうぞひと言を。\(^^)/


【人は人をさばくのが好き浅い春】

【梅林からガントリークレインの海】

【飛梅になれない優等生だった】

(『奎17号』十連句より)


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