NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ:音楽 > ピアノ

【「ショパン」よむ三月一日のひざし】


音楽誌「ショパン」の三月号に新連載があり
モスクワ留学中のピアニスト杉本沙織さんの
精進の経緯を達意の文章でよむことが出来…
専門店タオカ珈琲の香りとやわらかなひざし。


杉本さんはスクリャービンをこよなく愛する
ピアニストのかたとお聞きしていましたが…
東京藝術大学のピアノ専攻の学部修士を経て
さらに研鑽をつまれ官費留学生というお立場
上記音楽院の本科(日本の学部+修士課程)に
… 御本人のおことばで「長い挑戦の始まり」。


【ラフマニノフ像の前の留学生
     静かに笑みて雪の音楽院】



杉本さんは当ブログにたまに登場する杉くん
のお姉さんでNPもお母様にチケットをとって
戴きコンサートに伺ったことがあり ご発展と  
ご活躍を念じています… ともあれ連載と昨秋
よりの留学とに衷心より拍手をいたします。👏


高校生の頃からロシア史とトルストイが好き
藝大ではスクリャービンとロシア語に夢中と
… 音楽院での更なるキャリアアップといずれ
帰朝コンサートとを楽しみにしながらご紹介。


【春のソナタ静かに咲いている平和】


タオカが元町に新しいお店を出したようです
珈琲店激戦区での挑戦にも拍手です… きっと
ピアノ修業も激戦なのでしょうね… 平和の中 
での静かで心豊かなたたかいを願いながら…。


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百八十年前の超絶🎹


wikipediaでフランツ・リスト(ドイツ語) もしくは
リスト・フェレンツ(ハンガリー語)を繙(ひもと)く
と…そのピアノ演奏技術のまさに超絶エピソードに
圧倒されます…フレデリック・ショパンも呆れる程。

「旅人のアルバム」として1842年の楽譜出版以降
20才代〜60才代に断続的に作曲された「巡礼の年」
そのモティーフで宝塚の花組が大劇場公演中です。


本公演を鑑賞して…花組トップの柚香光(ゆずかれい)
さんがリスト役で冒頭から何曲(?)か弾き語りという
その超絶演技を目のあたりにして…いよいよ新人公演
が楽しみになりました…本公演の合間に一回のみ同じ
演目を新人(入団1年目〜7年目迄)だけで大劇場平日の 
宵にそのまま公演するのですが… そのリスト役がNP
イチ推しの「侑輝大弥(ゆきだいや) 」さんなのです。


このジェンヌさんを教えてくださった
同じダイヤファンのかたにいつも感謝
しながら… ヅカファンのひとりとして
期待と歓喜と恍惚その他にも沢山沢山
「わくわく感」を味わいつつ「待ち」  
… 入待ち出待ちが自粛されるなか只管
(ひたすら)「新公待ち」本当に楽しみ。



【梅雨寒に只管待つは新人公演】


この巡礼の年スイスの第8曲「郷愁」が
村上春樹さんの『色彩のない多崎つくる
と、彼の巡礼の年』の重要モティーフに
なるのですが…それはまた別のお話で。📕




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リストがやっていたことと同じ
作曲とコンサートと即興演奏と

ショパンのインスピレーション
完成度の高さへのバランス感覚


自身のコンサート演奏と
You Tuber の かてぃんと
全く別物のようにみえて
200年前のリストと同じ
ショパンに学ぶべきこと

(以上は角野さん曰く…)


2月に入り反田恭平・小林愛実さん そして
やはりと言うべきか…すみのはやとさんが
朝5時からBSプレミアムでベートーヴェン
ソナタ21番「ワルトシャタイン」を軽快に
洒脱に… 次にショパンのスケルツォ挟んで
(武蔵野市民ホールでの無観客インタビュー)

…「小犬のワルツ」の前に実家で飼われて
いる大猫の話…東大大学院情報系修了26歳
…2021年ショパン国際ピアノコンクールの
本戦セミファイナリストで紅白歌合戦出場
…さて能書きよりもワルツ6番「仔犬(子犬)」
とも表記の曲… 恋人ジョルジュ・サンドの
飼犬がくるくる回っていたというモティーフ

中盤の鈴の音を模した高音と優雅さがいい
…でもとても短くて2分弱それがいいのかも
印象的で余韻の残る謂わばカッコいい小犬🐕
…角野隼斗さんの大猫のワルツ聴きたいね🐱


昨年冬入り後のしんとした無観客コンサート
瞠目すべきは締めのインタビューコメント…


次の世代につないでいきたい


【次世代の廻りくるくる春の小犬】



2022年は標題のような月日の廻りになり…
つまり今朝は旧元旦なのです…BSP4時から
「大河アマゾンを行く」…ナレーションは
無く映像に合う南米風ギター&ピアノ吹奏

昨日から担当コース休業(休校)… 郵送課題
作成に勤しんでおりました…リモート授業
一斉オンライン準備はあるもののなかなか
一律化できないまま…NPにとって本校最後
の定期考査…学年末考査から数週間を以て
定年退職いたします… 本校内でお会いする
機会はあとひと月半程…奈良お水取り頃迄

其処でご縁をいただいた皆さますべてに…
ありがとうございます…これからも宜しく
お願い致します… 4月からの新天地のこと
年度末に当ブログでご挨拶申し上げます


5時〜クラシック倶楽部は日付けに相応しく
反田恭平さんショパン演奏…ファツィオリの
ピアノを華やかに軽やかに…ポロネーズから
マズルカとソナタの1音1音粒立つように漂い
… ミニインタビューも入り…早起きのご利益。🎹


【凱旋の旧元旦の反田恭平】



ショパコン・ロスとか言いながら
入賞者の記念演奏やインタビュー
を立て続けに視聴しています🎵


4位の小林愛美さん…西陣織の白地に金ラメ
のドレス再び…ああやはり三次予選が凄絶
最高だったと感じました…ファイナルでの
出来を聞かれて「まあまあかな」…きっと
とても悔しかったのではと…でも最後の一音
の「措(お)きかた」は何度視聴しても感銘…。

小林さんを(も)推し続けたNP…8➡️4➡️?と。


3位のマルティン・ガルシア・ガルシアさん
(スペイン)…ファイナルで協奏曲2番を選んだ
理由に心震えて(1*2の選択で2は12名中3名)…

「作られたのは2が先、2の直感的なよさを
1は失っている、1は素晴らしいが、何かを
得ることは何かを失ってしまうことだ。」
「ショパン(短調)を悲劇的で暗いものとして
捉えるのではなく、光が無ければ闇も無い
のだから、私は幸せな希望として弾きたい」

このマルティンさんを「推し」ていたかた
の見出だしたものもそうなのかも…と単純
に思います… 弾いている風情は普通でした。


2位の反田恭平さん…もう貫禄あり過ぎて…
若手ピアニスト最高の栄誉という言葉では
表せません…がインタビューでは謙虚です…

「信じられない、12歳からずっとファイ
ナルステージに立つことを目標にして、
今回の髪型・体型等全て6年前から戦略的
に用意してきた…サムライとして覚えて…」

三年前の奈良公園飛火野の野外特設舞台
雨上がりの中秋の名月の下「ピアノの森」
コンサートで初めて生で視聴して以来…
ずっと「推し」てきました…お人柄も…。


優勝者のブルース・シャオユウ・リウさん
(中国系カナダ)… オーケストラを従えての
コンチェルト再び… 汗滲む熱演これが1位🎵

「これからも、いつも通り、普通でいたい
… 趣味はたくさんある…毎日プールで泳ぐ…
囲碁・チェス・テニス・ピンポン(発音通り)
サッカー…最後の演奏者だったので何も考え
る間がなかった…きっと注目されるだろう…」


4位はもう一人ヤクブ・クシュリク (ポーランド)
さんがいて開催国のプライドを懸けて挑んで…
2位ももう一人アレクサンドル・ガジェウさん…
(イタリア・スロベニア)明るい長髪メッシュ髭。

6位以上入賞者は8名…第18回ショパコン閉幕…

多趣味はいいですよね…ロスの間が余り無くて

続けてのブルースさんのソナタに魅せられて…。


弾かれているピアノは皆さん「ファツィオリ」
(イタリア)…スポンサーへの配慮でしょうか…
失礼しました…優勝者のずっと使用したピアノ
…予想していたスタインウェイ479ではなく…。
(ただ…ガジェウさんはシゲル・カワイでした) 🎹


こんな感じで…また未明から…環境を調えての
ミーハーな視聴です…KAWAIのタオルハンカチ
・木製のオルゴールピアノ・悲劇的で暗い感じ
のショパン(ドラクロア)コースター&小川珈琲
ティファニーカップ☕️…反田さんの指が映り…。


【秋終わる一瞬に懸けたピアノ音】


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